湧き上がる本能
こんにちは。ピン子です。
33歳、女。セックスレスで夫は浮気。
追い込まれています。
それまであまり突き詰めて人生を考えたこともなく、のんびり歩んできたので、何から考えて良いのかも分からず、どうすれば良いか答えが出せずにいました。
33歳という年齢がビミョーすぎて冷静に考えられなくなります。
それまではどちらかと言うと子供は苦手で、友達の赤ちゃんも怖くて抱っこできませんでしたし、小さい子をあやしたこともありませんでした。
それでも、子供が欲しいという気持ちがフツフツと湧いてくるのです。
産めなくなる時が迫っている本能からなのでしょうか。
- そもそも雅の子供でなくても良いのか。
- 雅とこれまで通り接することができるのか。
- セックスレスは解消できるのか。
そして、離婚した場合は？‥
- また出会いはあるのか。
- お付き合いできても再婚に踏み切れるのか。
- 再就職がすぐに決まるのか。
このまま一人で生きていくことになるかも知れないので、契約社員や派遣という訳にもいきません。
社員で働けたとしてもこのご時世、何の保証もありませんが…
20代なら焦らないで、ある程度自然に身を任せることもできます。
40代なら出産は諦められるかもしれないので、仕事や趣味に向かって舵を切ることができます。
人生100年時代と言いますが、出産だけは後回しにできないのです。
子育てに必要な体力を考えると、やはり適齢期というのはあると思います。
30代の独身女性は日本では本当に生きづらいということです。
さらにわたしの場合はバツイチという見逃がせないマイナスワードまでついてきます。
人生の分岐点に立ち、どこに向かうのか決めなければいけないプレッシャーが襲ってきます。
そして、自分が不幸な立場になると、今まで気にならなかったことまで気になるようになってきました。
小さな子連れの家族が公園で遊んでいたら、幸せそうで羨ましい。
→本当は食べる物にも困っていて、公園にしか行けない親子かもしれないのに。
老夫婦がスーパーで晩御飯の話をしているだけで、私には手に入れられないんじゃないか。
→本当は老夫婦ではなく、ただのご近所さんで他人同士かもしれないのに。
隣の芝生は青く見えるものですね。
この時期は本当にもがいていたように思います。
着地点
今になって思うのは、できるできないを先に考えないこと。
自分にとって何が絶対に譲れないことなのかをまず考えることが優先です。
着地点が決まれば、あとはいつどうやって行動を起こすか全力で考え行動するだけです。
できないかもしれないからと、着地点を迷っている時間ももったいないと思います。
そして散々悩んだ私の答えは子供が欲しい。でした。
出張や外出の多い雅を、今後何の疑いもなく、今まで通り笑顔で送り出せる自信もありませんでしたので、選択肢は離婚一択です。
離婚しか無いとはいえ、離婚に向かってまっしぐらだったかというと、気持ちの面はそうでもありませんでした。
浮気発覚時まで、雅と別々の道を歩むことになるなんてこれっぽっちも考えていなかったのですから。
やっぱり大切な人だったからこそ雅の裏切りに私は傷つき、許せない気持ちになったのでしょう。
泣きながら離婚の準備だけ進めていたような状態でしたが、気持ちは徐々に落ち着いていきました。