#4 悪夢の嫁姑問題/前編

大阪のおかん代表

こんにちは。ピン子です。

嫁姑。

この関係が良好だったなら、雅の浮気は我慢できたかもしれないと思っています。

お義母さんに相談できるような仲だったら、ここまでの事態にならなかったのかもしれません。

結婚のご挨拶に伺う前、雅の幼なじみ夫婦と食事をする機会がありました。

「もう雅のおかんに会った?」と聞かれ

「まだです。」と答えると幼なじみ夫婦は顔を見合わせ

「覚悟しとかなあかんで!大阪最強のおかんやから。」

と笑って話すので心配になるも、穏やかな雅のお義母さんという安心材料が勝っていました。

そして、それは冗談でも何でもなく、まさに最強!出会ったことのない人種だったのです。

それはもう絶望的だと思うほど…。

 

目立ってナンボ

結婚式でお色直しをしました。

姑が。

小さくて小太りなのに赤いパンツスーツに赤い帽子。

格式ある場所だからと息子(雅)と旦那(お義父さん)が散々反対したけど、押し切って着替えたそうです。

私の会社の同僚に「アパホテルの社長、お義母さんになんのん?」と聞かれました。

遠方から来てくれた親戚のおばさんは

「あんなお姑さんピン子ちゃん、絶対無理だよ。」と泣き出す始末。

最初に着ていた黒留袖も派手な虎の柄でした。

どこで見つけてくるのでしょう。

とにかく自分中心で贅沢大好き目立つの大好き光るの大好き花柄大好き

普段からもじゃもじゃ頭に小花の飾りがたくさんついています。

赤い口紅をたっぷり塗りたくり、濃いピンクのチーク。

服装もフリルにレース、リボンにお花。

見た目のド派手さからうかがい知れる内面も決して裏切りません。笑

機関銃のように喋りまくり、月の電話代は当時10万を軽く超えていると聞きました。

もちろんその電話相手が私になることもしばしば。

今、人と会っていると言ってもお構いなし。

何時間も一方的に話せる自己中っぷりです。

 

セコイ姑

雅は一人っ子ですし、責任感から実家の近所に住みたがっていましたが、新居は車で15分の場所に決めました。

それでも十分近いです。

揉めない為には遠ければ遠いほど良いのです。

姑に「家電は買ってあげるから」と言われ、断りましたが雅が「好きにさせたって」と言うので3人で家電量販店へ。

料理をしないお義母さんは

「二人やし、冷蔵庫もそんな大きなくてもええなぁ。」

「オーブンなんかいらん、チンできたらええやろ。」と安物ばかり。

だから買っていらんねん

雅に「オーブンないとケーキもパンも焼けないね。」とチクリ。

電子レンジを、一番安いオーブン付きに変更してもらいました。

ちなみに雅のお父さんは社長です。

百貨店の外商カードもありますし、行きつけのお寿司屋さんは廻らないですし、電話代は一人で10万です!怒

 

新婚生活

新居は賃貸でしたが、マンションの最上階でしたので外から覗かれることもありません。

カーテンはゆっくり見に行きたかったのに、

「早よカーテンせなあかんで。」と花柄のレースのカーテンを持ってきました。

渡された紙袋に無造作に詰め込まれたカーテンを見てビックリ!

これを人にあげようと思う神経を疑うほど黄ばんでいました。

バラの花柄のティーカップにペルシャ絨毯の玄関マット、次々と自分の好みで買って使っていた中古品を持ってきます。

カンベンしてーーーっ!

 

お下品でしたたか

子供のことは当然夫婦で話し合っており、2~3年は旅行なんかしながら2人で過ごすつもりでしたがお義母さんは早く孫の顔を見たがっており、口を開いたらまだかまだかと言っていました。

「私なんか毎日やりまくってたで。旅行とか行ったら気分もかわるやろ。お金出したろか?」

と、とことん下品。

「ウチは大阪の下町生まれの下町育ちやんか。3姉妹の末っ子で、姉ちゃん達はサラリーマンと結婚したけどウチは絶対自営業のお金持ちと結婚するって決めててん。お父さん(雅のお父さん)とはお見合いやねんけど、お父さんは男3兄弟やから女に免疫なかってん。ほら、私明るいしボインやろ?お父さんいちころやで。」とニヤリ。

…下品すぎる成金ババアです。

汚い言葉ですみません。

 

そして間もなく事件が起きたのです。